サラリーマンの昼休みの過ごし方【12時から13時の真実】

日常・サラリーマン生活

12:00。チャイムが鳴る。

デスクの引き出しからカップ麺を取り出す。今日はシーフード味。昨日もシーフード味だった気がするけど気にしない。

給湯室でお湯を入れる。3分待つ。この3分が勝負。

12:00〜12:03:お湯待ちの3分間

カップ麺にお湯を入れた瞬間、スマホを取り出す。

まず天気予報アプリを開く。これは「もし隣の人に画面を見られた時のカモフラージュ」。天気予報を見てる人を怪しむ人はいない。

天気予報の画面を表示したまま、さりげなくFXアプリに切り替える。親指の動きは最小限。忍者かよ。

口座を確認する。今日の損益は…+3,200円。よし。悪くない。シーフード味が美味く感じる日は大体プラスの日。

12:03〜12:10:カップ麺タイム

カップ麺を食べる。デスクで食べる。本当は休憩室で食べるべきなんだけど、休憩室に行くと同僚と喋らないといけない。喋ると口座チェックの時間が減る。だからデスク。

食べながらスマホでチャートを見る。ドル円のローソク足。昼の東京時間はあんまり動かないけど、なんとなく見てしまう。

隣の田中さん(仮名)が「何見てるの?」って聞いてくる。

「天気っす」

即答。訓練されてるので0.3秒で天気アプリに切り替えられる。田中さんは「今日暑いよねー」って言って去っていった。危なかった。

12:10〜12:20:情報収集という名のTwitter

カップ麺を食べ終わる。次はTwitter(X)で投資界隈の情報収集。

タイムラインに流れてくるのは:

  • 「今日だけで+50万!」って喜んでる人(嘘くさい)
  • 「全損しました…」って嘆いてる人(こわい)
  • 「ドル円は今日152円を試す展開」って分析してる人(参考になる)
  • 「投資で月100万稼ぐ方法」って宣伝してる人(詐欺くさい)

色々見てるけど、結局一番参考になるのは自分がフォローしてるトレーダーの実績画面。他人のツイートより、自分の口座の数字が全て。

12:20〜12:35:歯磨きタイム(という名の口座チェック第2ラウンド)

歯を磨きに洗面台に行く。片手で歯ブラシ、片手でスマホ。器用。

歯を磨きながらもう一度口座を確認。12時に見た時は+3,200円だったのが+2,800円に減ってる。たった20分で400円減った。別にどうでもいい金額なんだけど、「なんで減った?」って気になる。

含み損が出てるポジションを見つける。ユーロドルが逆行してる。「まあ、トレーダーが対処するだろ」って自分に言い聞かせる。歯磨き粉が口から垂れる。

12:35〜12:50:トイレで口座チェック第3ラウンド

トイレに行く。用を足すのは副目的。主目的は口座チェック。

個室に入る。スマホを開く。さっき+2,800円だったのが+4,100円に増えてる。ユーロドルが回復したらしい。

「よっしゃ」って小声で言う。隣の個室に人がいないことを確認してから。前に一回、含み損が回復した時に「おっしゃ!」って言ったら、隣から「大丈夫ですか?」って心配された。あれ以来、声のボリュームには気をつけてる。

トイレから出る。手を洗う。鏡に映る自分の顔は、サラリーマンの顔。でも内心はトレーダー。二重生活。

12:50〜13:00:午後の仕事に向けた切り替え

残り10分。デスクに戻る。

午後の会議の資料を開く。ふりをしてスマホをもう一回見る。+4,100円。よし。このまま行ってくれ。

スマホをカバンにしまう。午後は見ない。見ないぞ。絶対に見ない。

…14時にトイレで見た。

これが俺の昼休み

毎日こんな感じ。カップ麺を食べて、口座を見て、同僚に天気予報を見てるふりをして、トイレで損益を確認する。

傍から見たら完全に不審者だと思う。でも、投資してるサラリーマンはだいたいみんなこんな感じだと思う。違う?俺だけ?

いつか「もう口座なんか見なくてもいいや」って思えるくらい、安定した利益が出せるようになりたい。でも多分、その時になっても口座は見てると思う。もはや趣味。

13:00。チャイムが鳴る。昼休み終了。また明日。

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